新しい年が明けて、なんとなく今年も元気に行こうなんと思っている方も多いと思いますが、僕の方は、ちょっと複雑なお正月でありました。
暮れに健康診断結果を聞きに来るように、かかりつけの診療所から電話があり、行ったところひとつは胃に怪しい影があるので胃カメラの検査を、もう一つは検便の結果便潜血が見られるので大腸の検査をするように言われた。毎年の検査では、なかった異常がなんと一挙に2つも出てしまった。まぁ、今回の検査では検査中に何度も同じとことを繰り返し見なおしていたり、やり直しをさせられたことでおおむね予想はついていたが、いざ「再検査ですよ」と言われると、これはこれでちょっと落ち込む。さっそく予約を取りましょうとなって、看護婦さんがまず関連病院へ電話をして胃カメラの予約を取ってくれた。やり取りを聞いていると「今年はもう無理ですか」「年明け。8日までダメ。そんなに込んでるの」などと言って、僕にむかい「1月8日ですけど、いいですか」と言う。良いも悪いもなく、もうやるしかないわけで、小さい声で「はい」とだけ答えた。
大腸検査の方は専門の病院に紹介状を書いてくれて、○○先生御侍史と書いてある封筒を持って予約を取りに出かけた。ところでこの「御侍史」て何だろう。読み方は「おんじし」、別に「御机下」(おんきか)などと言うのもあるらしい。先生同士の相手を敬うためにつける紹介状用の言葉らしいのだ。聞かないと分からない。で、こちらは年明け5日でどうですかという。5日は年初めのあいさつ回りに行きたいなどと言ってみたものの予定表を見ると6日から8日まで詰まっているようなのだ。どうしたものかと考えていると、看護婦さんから「早い方が良いですよ!」と言う、有無を言わせぬ一撃的言葉があり、気がつくと次の瞬間「はい」とうなずいて、決まってしまった。その後こまごまと、前の日は夜9時以降食事は禁止とか、翌日朝からの排便のこととかの説明を受けて帰ってきた。
そして年末年始休暇に入り、なんとも平常を装うとするけど落ち着かず、元気も出ないお休みを過ごし、毎年正月には近くの小さな山に登ったりするのも、なんとなく行かずに終わって、昨日検査を受けたのだ。
前日の夜は9時にセンノサイド2錠を飲み、当日朝7時にナウゼリン1錠を飲む。コップ1杯の水でと書いてある。その15分後からマグロコールPを1.8リットルの水に溶かした液を200mlずつ10分置きに飲まねばならない。これ全部腸のなかの「う○ち」を出すための作業です。マグロコールの溶液はちょうどスポーツドリンク風の味でまあまあ飲めるのだが、これを一気にと書いてあって、何とか3杯くらいまでは一気に飲めたのだけれど、さすがに4杯目あたりから途中で一息入れないと飲めない状態になって、これも結構それなりに大変な作業だ。それと10分置きと言うのも、じっと時計を眺めているようだと結構長いし、新聞などを読んでいると、ちょっと興味のある記事にぶつかったりするとあっという間に15分ぐらいたっていたりと結構難しい。そこでキッチンタイマーをぶら下げ、10分間新聞などを読んだりパソコンをいじったりして過ごす。飲み始めて50分ほどしたころ、いよいよむくむくと便意が頭をもたげて、しきりに腸をゴロゴロ言わせ、もう耐えられないとばかりにトイレに駆け込み、出たい奴はみんなでろと言いつつ、表現は悪いがドーッと出すことになったのだ。 その後も10分置きを繰り返し、ドーッと出る奴もそのうち液体と化し、そうなるとドーッとではなくジョーですかね。それを4回ぐらい繰り返したころ当の病院から電話が入り、う○ちの状態を聞かれ、まだちょっと茶色ですなどと答え、「粒々がなければ病院へ来てください」なんて言われて出かけて行った。最後は病院のトイレでしたものを見てもらい、これならだ大丈夫となった。
ここまで書くと、経験のある方はフムフムこれでやっと半分、などとうなずくのだと思いますが、はじめての経験だとどれもこれもわからないことなので、ある意味新鮮なことが多いのだ。だいいち腸の検査のためにお尻からカメラを入れるということを考えたのもすごいが、その前に、これらの薬で腸を空にしちまおうなんて考えることもすごいことでしょ。はじめの実験段階では、とにかくカメラを入れてみたら、う○ちだらけで何も見えなかったなんてことがあったのかしら。と、考えたところでまたまた疑問がわき起こる。腸の中にある物体は、う○ちなのだろうか。口から入るときは食料だよね、胃の中でも食糧でしょ。どこからう○ちになるのだろう。肛門を出た時に晴れてう○ちになるように思うのだが違うのかな。腸内でも栄養を摂取していると聞いたのだけれどもどうなのだろう。
さていよいよズボンやパンツを脱いで、渡された後ろに窓があるパンツと履き替える。看護婦さんに「こっちが後ろですからね」などと念を押されて。「アーァ・・・」なんかねー・・、なんと言ってられない。覚悟をきめてベッドに横になり、「準備できましたー」と言って、点滴開始。しばらくしてカメラ室に移動して、いよいよカメラの挿入です。なんかこの場面だけ厳かな雰囲気が漂い、丁寧な言葉になってしまします。ドキドキいたします。気を取り直して「このモニターに映るんですか」などと聞いて、気を紛らわせようとしていると「そうですよ。カメラを入れやすいようにゼリーを塗りますよ。冷たいですよ」などと返され、冷たいと思った次は先生の声で「ちょっと見せてください」となり、「いやその・・・」と心の中でつぶやいた次の瞬間、肛門に激痛が、思わず「イテー」と言ってしまいました。そりゃそうでしょう、肛門は、ものを出すようにできていて、う○ちする時でも、大きなのが一本でにょっきり出たときなんぞなんともいえぬ爽快な感じで、まさしく日本晴れ!的な感じがするでしょ。そこへ逆に入れるわけですから。
と思っていると、モニターには僕の大腸のなかの様子が映しだされていて、「へー、これが僕の大腸の中なんだ」と始めてみるのだけれど妙に近親感が湧いたりするわけです。ところがカメラが大腸につきあたり、曲がり角で曲がろうとするときのあの大腸をつつく感じ、あれが痛いのとはちょっと違った妙な、気持ちの悪い感じがするわけで、あの感じには閉口します。
「ハイ、ここが小腸から大腸の入口。これから検査しながらカメラを抜いていきますから」「結構きれいな腸だね」確かに見ているときれいなピンクの下地に細かい毛細血管がちりばめられたきれいな映像だ。「ハイ、見てください。これがポリープです。今、とりますからね」「○○いれて。アッ、変えよう。○○にして」などと先生がおっしゃって、カメラの先端から小さな金物が出てきて、そのポリープを取ってくれた。一個。
そのあと、先生の説明で、便潜血の原因は痔だそうで、「大したことないのでこのままでいいでしょう」とのことだった。「2週間後に結果を聞きに来るように」と言うことでやっと検査は終わった。若いころ仕事で無理をしたり、暮れの宴会が続いたりすると時々お尻が痛くなった。最近はなかったのに原因が痔であったとは、まあ、他の病気でなくて良かったとしておこう。帰りに指定食のお土産を渡され、昨夜は流動食、「ポリエクトミールの第一食、濃厚流動食レモンティー味」、これがスッゴクまずい。飲んでる途中で「ゲーッ」となりそうだった。こんなの飲んだら病気になるのではないかと思うぐらいまずい。メーカーさんには改良してもらいたい。そして今日は第二食、第三食と言う、お粥を食べている。
あ、そうそう、術後にすごくお腹が張って、おならが出切るまで痛かったりするので、ねんのため。
年初めのブログなのに、なんともテーマが悪いのだが、これから体験する方にとって参考になればと思い書いてみました。書き終わってみると、大した参考にもならないね。
それでは参考に病院の待合室に貼ってあった大腸の仕組みの絵の写真
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