桜見物、弘法山ハイキング
3月30日月曜日、世間は年度末で忙しいさなか僕たち優雅にハイキングだもんね。
というわけで、多摩高4期生の「立派な前期高齢者、歩くぞ歩くぞ元気出すぞグループ」は、今回、花見を楽しみ、ついでにハイキングを楽しみ、ついでにランチは「豪華絢爛お手製持ち寄り、中にはコンビニおにぎりランチ」を楽しみ、最後は川端康成、田中角栄といった超有名人御用達の名前はなんだか情けない「瓢禄玉(ひょうろくだま)」という名前の、知る人ぞ知る、知らない僕なんぞはちっとも知らない初めて聴いたよ、という食事処での大宴会を楽しむという、なんとも欲張りでお楽しみてんこもりな、名目だけは健康的なハイキングということにして、実は最後の宴会が目的なのだがそれを表立てずに、出かけようということなのだ。
小田急線秦野駅に集合したのは、ババ6ジジ8、オットいけない、言い方を間違えた淑女6名紳士8名の計14名。
今回初めて14名もの大グループで山道を歩くわけですから、地元近くにお住まいのT君がガイド役を引き受けてくれて、なんとわざわざ3日前にこのルートを歩いて確認までしてくれていた。T君はもともと健脚でわれわれ歩け歩け元気出すぞグループが10人ぐらい束になってかかっても、かなわない、いざとなったらフルマラソンも走ってしまうという人で、最も10人束になったら動けないわけでなどという考察はおいといて、下見の時もわざわざ一駅前から歩き始めて6時間の歩行を楽しんだそうだ。
そのT君が駅のペストリアンデッキで、山を指差しながら、今日のコースの概略を説明してくれて、「今日は、浅間山、権現山、弘法山、吾妻山の4座を踏破します」なんて、かっこいいの。踏破だよ。
「信号を渡るときは危険ですからおしゃべりは慎むように」なんてまるでプロみたい。
(ここだけの話T君は、プロだったらしい)
しばらく水無川沿いの道を行く。
途中命徳寺の境内をお借りして、入念な、何たって前期高齢者様の集まりなので、準備体操を行ない山へ向かう。
さあ、ここからが「前期高齢者歩くぞ歩くぞ元気出すぞグループ」にとっては最初の難関と言える階段の上りが始まる。
山の色はまだまだ冬の色の方が支配しているが、それでもうっすらと新芽の色を出し始めた木々もあって、もう何日かで芽吹きそうな気配がする。
今日は天気がよく、ちょっと風はあるものの絶好のハイキング日和となった。
絶好のゴルフ日和だねなどという人もいた。
アウトドアスポーツは大体好天の時が良い。
あんまり良すぎて暖かかったりすると、午後の一時無性に眠くなったりして、困ることもあるけどね。
何たって、前期高齢者なもんで。
階段を登り始めると、われわれと同じように、前期か後期か分からないが、まぁ、どちらでもよいのだが同じような高齢者ハイキンググループが後ろから登ってきた。追いつかれたので、後ろから前の人たちに「道を譲ってー」などと声をかけて「お先にどうぞ」などとやったのだが、聞くとそちらのグループは16名とのことで、われわれグループと同じで、途中で間があいている。全部待つと時間がかかりそうなので、適当に間に入って登り始める。そうなると、もうどちらのグループかわからないほど同化してしまって要するに30名の高齢者ハイキンググループが出来上がったようなもんです。
そのまま上まで行くのかなと思ったら、われわれ歩く歩く元気出すぞグループの中に遅れる人がいて、途中で一息、二息、またまた三息ぐらいになり、30名のグループから我々だけが置いて行かれる状態で元の14名になって、やっと元に戻ってよかったよかったみたいになった。
浅間山を超えて、権現山にやっとの思いでたどり着き展望台に登ると、箱根、富士山、丹沢山塊、相模湾、あれが江の島だ、などとちょっと霞始めていたが見ることができた。
ここで記念写真でも撮りましょうとなって、あの咲き始めた桜をバックに、などとやっていると、なんとも奇特な人がいて、「私がシャッター切りますよ、バックはあの富士山ね」などと、仕切ってくれて、言われるままにみんなでそちらへぞろぞろ移動、「ハーイ、もっと寄ってー、とりますよー、もう一枚」などと、あっけにとられているうちに見事写真撮影は終わっていた。元写真屋さんかなー。
時間は早いのだが、もうご飯に、いやいや例の「豪華絢爛お手製持ち寄り、中には貧素粗食コンビニおにぎりランチ」にしましょうとなって、ちょうど良いテーブル風のベンチ?を見つけ、車座になる。
テーブルの上には豪華絢爛特別お手製ランチが並び、僕などはそっとひざの上で貧素粗食コンビニおにぎりを握りながら、テーブルの上すごいなー、おいしそうだなー、と羨望のまなざしで眺めるのだった。結局いつものように皆さんから美味しい料理をこれはIさんから、これはOさん、これはSさん・・・・と次々頂き、イヤー、美味しかったです。皆さんごちそうさまでした。羨望の、ものほしそうなまなざし見られたのかなー。
桜は気象庁あたりが、今年は開花が早いですという予報を出したので、咲くには咲いてみたけれど、ここのところの寒さで、ほら、風呂に入ろうと裸になったけど、いざ入ろうとしたらお湯がまだ沸いてなくて、あら困ったわ、と寒さに身をよじっているあの感じで、開花が進まず1・2分咲きというところで、この様子だと来週ぐらいが良いかもしれない。
出かけるので、とりあえず今日はここまで続きはまた。
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コメント
毎度のことながら、まぁじぃの記録は嬉しくなります。僅か一日前のことなのに、拝読・拝見していながら、あのハイキングが懐かしい思い出のように感ぜられるのが不思議だし面白い。
投稿: 夏目そうじき | 2009年3月31日 (火) 21時00分
夏目そうじきさん
たのしいハイキングでした。
昨日は用事があり、出かけなければならず、途中で書くのをやめました。今日後篇を書いたついでに、前篇を読みなおしました。しかし、しょうもない文章で・・・
ごめん。
投稿: まぁじぃ | 2009年4月 1日 (水) 15時28分